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97式改LAPDblog

パトレイバー好きなおっさんが、軍事や思った事を徒然書く日記です 旧ブログ(FC2ブログ)から引っ越して来ました

韓国軍新兵器時報 新MLRS「天舞」

韓国陸軍が現在保有している「九龍」多連装ロケット砲の後続MLRSとして開発した韓国国産の新型MLRS(多連装ロケットシステム)の「天舞(チュンム)」が続々と実戦配備され始めている。今回はこの韓国陸軍新型MLRS「天舞」について簡単ではあるが解説をしていきたいと思う。

旧式化した「九龍」多連装ロケット砲を更新せよ

韓国陸軍は現在2種類のMLRS(多連装ロケットシステム以下MLRSと表記)を保有している。一つ目は米国製のMLRS(Multiple Launch Rocket System)を韓国にてライセンス生産したもので、もう一つが韓国国産のMLRS「九龍」シリーズである。

この韓国製MLRS「九龍」シリーズは北朝鮮の多連装ロケット砲群に対抗するために韓国の斗山DST社が1981年に開発した無誘導130mmMLRSである。配備された当初は射程が23kmと短く、DMZの奥深くより発射される北朝鮮の多連装ロケット砲群に対抗するには射程不足とされのちに130mm無誘導ロケット弾を131mm無誘導弾に変更し、射程も36kmまで延伸する改良が施された「九龍2」が開発された。

しかし開発から30年以上が経過し旧式化した事と後続のMLRSとして導入した米国製MLRSの導入が思うように進まない現状に業を煮やした韓国陸軍は2000年代から次期国産MLRSの開発を決定した。それが「天舞(チュンム)」MLRSである。

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演習中の「九龍」多連装ロケット砲

GPS誘導可能なロケット弾を搭載する「天舞」MLRS

韓国国産の次期MLRS「天舞(チュンム)」の開発は「九龍」シリーズを開発した斗山DST社と次期MLRSに新たに装備されたGPS/IMUによる誘導ロケット弾システムを開発した韓国兵器メーカーのHanwha社の二社合同で開発された。

車体・ロケット弾発射器を斗山DST社が担当し、ロケット弾システムをHanwha社が担当して開発された。

この新型MLRS「天舞(チュンム)」は斗山DST社が開発した8×8ベースの車体に米国製MLRSの発車器を搭載した形をしており、発車器は片側6発ずつロケット弾の搭載を基本とし発射するロケット弾は無誘導130mm・227mmロケット弾とGPS/IMU誘導の230mmロケット弾の三種類が用意されている。

ちなみにそれぞれの最大搭載数は130mm無誘導ロケット弾40発・227mm無誘導及び230mmGPS/IMU誘導ロケット弾がそれぞれ12発ずつ搭載することが可能である。

ちなみに射程は230mmGPS/IMU誘導ロケット弾で80kmの射程とされている。また韓国陸軍での「天舞(チュンム)」の正式名称はK-239MLRSである。

www.youtube.com

上の動画は「天舞(チュンム)」MLRSによる実弾発射訓練時の物である。